ダンス&パンセ

Youtube<ダンス&パンセ> BCCKS<知人書謀>https://bccks.jp/store/201964 にても展開中

2022年9月23日金曜日

杉田俊介著『橋川文三とその浪曼』(河出書房新社)を読む

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千葉へ移住前の中野区の本屋でこの本をみかけたのは数か月前になろう。 私も、去年、電子出版本の試作として、初めて値をつけてみた『 人を喰う話 』(摂津正さんとの共著)に、「瀰漫する日本浪曼派――シン・エヴァンゲリオン批判」なる予備考で、橋川文三の『日本浪曼派批判序説』を使用して...
2022年9月19日月曜日

「土中環境」を通る

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台風が、また日本を荒らしている。いや、神風が、日本に怒っているのかもしれない。   そんな中で、今日は幸いにも、無事千葉県は鴨川市までいって、「 小さな地球 」主催の高田宏臣氏による 新著出版記念レクチャー に参加することができた。通り雨がきたくらいで、むしろ好天気のなかでの...
2022年9月18日日曜日

とんとんとか…

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  とんとんとかとんとん、とんとんとんとんとかとんとん、とんとんとんとんとんとんとんとん……慎吾は、頭をぶるっとふるわした。向かい側の並びの席は、真ん中辺りがぽかりと空いているだけで、ほぼ埋まっていた。吊り革につかまっている人も何人かいる。その吊り下がった体が、一瞬きょろっと動か...
2022年9月14日水曜日

『文學界』10月号を読む

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文芸誌の『文學界』で、東京大は駒場でおこなわれたらしい柄谷行人を招聘した講演が収録されており、また岡崎乾二郎への対談も掲載されていたので、購読してみた。 そして、柄谷行人のNAMをめぐる回想発言に関して、ひとこと言っておきたくなった。その後の柄谷氏の仕事からすれば、以下あげるひと...
2022年9月10日土曜日

開業準備

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 植木屋独立へ向けて、新しいブログも追加。 庭木手入れ すずき (niwakiteire-suzuki.blogspot.com)
2022年9月9日金曜日

釜底現状を見る引用三つ

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  「私たちは自分より強い人間たちに囲まれている。彼らは一〇〇〇の方法で私たちに害をなすことができ、そうやって害をなしても、四回のうち三回は罰されない。このような人間たちの心の中にも、私たちのために戦い、私たちをその攻撃から守ってくれる精神的な原理があることを知るのは、どんなに心...
2022年8月9日火曜日

焼き鳥屋とんちゃん

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 ピロティに区画された団地の駐輪場から自転車をだすと、まだ西に高い陽の光が矢継ぎ早に降り注いで、シャワーを浴びたばかりの肌に、射るような痛みを覚えさせる。日向に剥き出た両腕は、二度目の真夏日になめられて黒光りしている。梅雨が宣言されるや雨がやみ、 35 度を超えていく猛暑日が続い...
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木上の思考

菅原正樹
本名(鈴木正樹) 1967年生まれ。群馬県出身。高崎高校、早稲田大学第二文学部卒業。植木職人。(1級造園施工管理技師) 自著;『曖昧な時節の最中で』(近代文藝社)・『書かれるべきでない小説のためのエピローグ』(新風舎)、BCCKSより、知人書房として電子出版試作中。 *カニングハムは、「振り付けするとはダンサーがぶつからないようにすることだ」と言っている。盆栽に象徴される日本の植木の仕立ての技術とは、枝が交差し絡み、ぶつからないよう偶然を準備していくことにある。自然に気づかれないで、いかに生起してくるaccidentを馴化していくかの工夫なのだ。たとえ西洋のトピアリーのような造形をめざさないことに文化的な価値の規定を受けていようと、そこには特殊にとどまらない普遍的な対応がある。芥川が「筋のない話」として日本の私小説の困難な特異さと歴史的前衛性を洞察したことが、日本の植木職人の技術のなかにも潜在するのである。
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