ダンス&パンセ

Youtube<ダンス&パンセ> BCCKS<知人書謀>https://bccks.jp/store/201964 にても展開中

2018年11月15日木曜日

「歴史の終わり」をめぐって(4)ーー平和条約を前に(2)

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「それでは、社会体制の思想原理を民衆自身が考えはじめることは、なぜ危険なのであろうか。それは、現実の身分制的権威にたいして、観念の世界においてではあるが、思想原理という優越した権威が民衆のうちに成立するからであり、そのために、さしあたっては封建制と対立しない思想もいつ批判の...
2018年11月1日木曜日

ハロウィン騒ぎーー江戸の明るさ/暗さ(2)

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「ところが、商品経済の浸透を最深部の起動力として、伝統的な村落生活が崩れてゆくと、若者たちの恣意性がつよまり、これまでのそれなりに秩序をもっていた若者たちの「この世の楽しみ」が急速に膨張して伝統的生活秩序をおびやかすことになった。こうした過程で、従来の若者仲間の制限、禁止、...
2018年10月28日日曜日

江戸の明るさ/暗さーー「歴史の終わり」をめぐって(3)

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「アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ。人モ家モ、暗イウチハマダ滅亡セヌ。」(太宰治著『 右大臣実朝 』) 「長者ニ三代ナシ」と江戸は元禄時代に言われたそうだ。その言葉を名言として受け止めた河内国の酒造業を兼ねた地主の、子孫に残した手記を読み解いて、歴史家の安丸良夫氏は、次の...
2018年10月5日金曜日

「歴史の終わり」をめぐって(2)

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「また、近年のフェミニズム運動の例を取り上げてもいい。フェミニズムの主張によれば、これまでの歴史の大半は「父系制社会」間の紛争の歴史であったが、もっと和気あいあいとして、慈愛に満ち、平和を好む「母系制」はそれにとって代わる有力な選択肢であるという。母系制社会の実際例が存在...
2018年9月25日火曜日

父の介護から

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「…アラブの話である以上、戦争状態が長く続いていた国々だということぐらいは小学生だって知っている。もし知らなかったら、一般常識として会議は紛糾するものだ、ぐらいはわかるだろう。知識として知らなかったとしても体験でわかるはずだ。  要は、一般常識と体験からイメージする...
2018年9月21日金曜日

「歴史の終わり」をめぐって(1)

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「脱歴史世界のほとんどのヨーロッパ諸国では、軍備競争に代わってサッカーのワールドカップがナンバーワンめざして奮闘する国家主義者たちのはけ口になっている。コジェーブの目標は、かつて本人が語ったようにローマ帝国の復活、ただし今度は多国籍サッカーチームとしてのローマ帝国の復活にあっ...
2018年9月14日金曜日

平和条約をまえに

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「冒頭でも述べたように、敵国条項とは「敵国認定されている日本が戦争の準備をしていると判断した場合、例外的に安全保障理事会の許可を必要とせず攻撃しても構わない」というものです。  この条項に照らし合わせれば、たとえば、日本が日米安保を破棄して独自の軍隊をつくる憲法を制定した途...
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木上の思考

菅原正樹
本名(鈴木正樹) 1967年生まれ。群馬県出身。高崎高校、早稲田大学第二文学部卒業。植木職人。(1級造園施工管理技師) 自著;『曖昧な時節の最中で』(近代文藝社)・『書かれるべきでない小説のためのエピローグ』(新風舎)、BCCKSより、知人書房として電子出版試作中。 *カニングハムは、「振り付けするとはダンサーがぶつからないようにすることだ」と言っている。盆栽に象徴される日本の植木の仕立ての技術とは、枝が交差し絡み、ぶつからないよう偶然を準備していくことにある。自然に気づかれないで、いかに生起してくるaccidentを馴化していくかの工夫なのだ。たとえ西洋のトピアリーのような造形をめざさないことに文化的な価値の規定を受けていようと、そこには特殊にとどまらない普遍的な対応がある。芥川が「筋のない話」として日本の私小説の困難な特異さと歴史的前衛性を洞察したことが、日本の植木職人の技術のなかにも潜在するのである。
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