ダンス&パンセ

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2016年4月28日木曜日

封建と官僚、使用価値と貨幣――内山節から(4)

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内山節氏をめぐって書いてきた最近の記述と関連するような文章個所に、的場昭弘氏と佐藤優氏の対談『復権するマルクス 戦争と恐慌の時代に』(角川新書)で出くわした。私の教養とは少し違う視点でもあるので、ここにメモし、コメントを加えた。 ☆ ☆ ☆ <少なくとも私がい...
2016年4月8日金曜日

「労働過程」から「自然哲学」――内山節氏ノート(3)

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歴史を四つの「交換」形態からの編成として構造的に把握してみせる最近の柄谷理論と、歴史を自然と人間との「交通」の在り方の変容として捉えてきた内山理論とは似ている。ただ内山氏からすれば、柄谷理論は「場所的普遍」を志向した根拠なきグローバルなものであり、自身の理論は「時間的普...
2016年4月4日月曜日

檜原村から――内山節氏をめぐって(2)

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「 佐藤  私が最悪のシナリオとして怖れているのは、舟でたくさん中国人が渡ってくるでしょ、数百万人のオーダーで。それで日本の限界集落に住みついちゃうこと。 家もあるし、一応電気も通っている、そういったところに住み着いて、実際に生活の拠点をつくり始めてしまったら、なかなか動か...
2016年3月28日月曜日

交換、継承――飛弾五郎氏をめぐって

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「一つは、何故各個人にとって動機も背景も一様ではないはずの一大事である自殺の数が、この国で毎年ほぼ一定数であるのか不思議でしょうがないから、なんとか理由を知りたい、説明を試みたいという欲求がわくのだろう。そうして、もう一つは、その数が1997年の約二万四〇〇〇から1998年の...
2016年3月21日月曜日

犯罪に――秋葉原事件と川崎事件、内山節氏の著作から

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「二〇〇八年夏、東京の秋葉原で無差別殺人が起きている。…(略)…おそらくこのとき青年は、自分の意識のなかでは、自由を手にしていたことだろう。自分は何でもできる自由を手に入れた。人を殺す自由も手に入れた。しかしそれは他者から承認を受けることのない自由だった。自分の世界だけで自己...
2016年3月9日水曜日

小さな過去

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「他にも、加藤の心に届いた言葉はあった。  例えば、上野の駐車場で職務質問した警官と駐車場の管理人。同じ北国出身という話題から、「生きていれば辛いこともあるが、楽しいことは必ずある。君はがんばりすぎだから、肩の力を抜いたほうがいい」と語った警官に、加藤は涙を流した。  駐...
2016年2月26日金曜日

方針の今後

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「大塚監督の練習メニューにはメッセージがある。最初に練習の意図を選手に伝えられなくても、あとになってみるとハッと気付くものがある。選手たち自身が「気付く」ために種をまくような練習方法と言ってもいい。/ 例えば、30m走。4.6秒で30mを走るメニューを部員全員で100本行う。...
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木上の思考

菅原正樹
本名(鈴木正樹) 1967年生まれ。群馬県出身。高崎高校、早稲田大学第二文学部卒業。植木職人。(1級造園施工管理技師) 自著;『曖昧な時節の最中で』(近代文藝社)・『書かれるべきでない小説のためのエピローグ』(新風舎)、BCCKSより、知人書房として電子出版試作中。 *カニングハムは、「振り付けするとはダンサーがぶつからないようにすることだ」と言っている。盆栽に象徴される日本の植木の仕立ての技術とは、枝が交差し絡み、ぶつからないよう偶然を準備していくことにある。自然に気づかれないで、いかに生起してくるaccidentを馴化していくかの工夫なのだ。たとえ西洋のトピアリーのような造形をめざさないことに文化的な価値の規定を受けていようと、そこには特殊にとどまらない普遍的な対応がある。芥川が「筋のない話」として日本の私小説の困難な特異さと歴史的前衛性を洞察したことが、日本の植木職人の技術のなかにも潜在するのである。
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