ダンス&パンセ

Youtube<ダンス&パンセ> BCCKS<知人書謀>https://bccks.jp/store/201964 にても展開中

2020年1月13日月曜日

多和田葉子をめぐる(2)

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(2)日本語をめぐる 漢字を廃止し、日本語をカナかローマ字にした方がいいのではいか、と提言してきた言語学者の田中克彦氏が前提としてまずみるのは、言語の原理論的な有り様なのではない。 <漢文化と直接、濃厚に接触しながら、周辺民族は一つとして自らの...
2020年1月11日土曜日

多和田葉子をめぐる(1)-※(付記)

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(1)キラキラ ネーム ―※ 私は、自分の息子に、「一希」と名づけた。 出典は、柄谷行人の署名を持つ『 NAM 原理』(太田出版)である。 <それは絶え間ない生成過程にあり、今後の実践の中で書き加えられていくだろう。とはいえ、これは、過去二〇〇...
2020年1月9日木曜日

多和田葉子をめぐる(1)

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(1)キラキラ ネーム 『献灯使』から検討してみよう。 むめい、とフリガナつきで綴られた「無名」という子供の名前からはじめられるこの作品。その名は、曾祖父の義郎がつけたものだった。 「これがお前の息子だ、名前は無名とつけた。名前が無いという名前だ。文句あ...
2020年1月5日日曜日

初夢にかえる短歌

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<正月、群馬に帰省中の散歩 から。短歌をやる兄を習って。> 霜おりて土手をいろどる枯れすすき 朝日の花道われひとりゆく 息白く空に散るかや初霜の 枯れ草の土手われひとりゆく 朝日うけ雲に包まる浅間山 ...
2019年12月22日日曜日

大学入試改革をめぐる

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「 佐藤  一例を挙げると、早稲田の文化構想学部の入試問題は、近代文語文、要するには江戸末期から明治時代の文語文で出題されます。これを出題範囲に入れているのは、後は一橋大と上智大学の経済など。高校では普通学ばないので、「東大文Ⅲには受かったけれど、早稲田の文化構想は落ちた」と...
2019年12月8日日曜日

映画『ジョーカー』とハロウィン騒ぎ

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「 佐藤  ただ、自分で「エリート教育」をやっていながら思うのだけれど、このアクティブ・ラーニングについていけない人たちがどうなっていくのかというのは、深刻な話だという気もするのです。詰めこみ教育同様、新しい学び方の現場でも「落ちこぼれ」は生まれるはず。面倒なことに、今度は...
2019年12月2日月曜日

”フェイク”と”フォニイ”

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「最後にもう一度、“フォニイ”という言葉の意味を確認しておきたい。私はどの場合にも、ヴァン・ルーの文例の、 ≪内に燃えさかる真の火を持たぬまま文を書き詩を作る人間は、……つねにフォニイであろう≫ という意味において、“フォニイ”といったのである。」(江藤淳著『リアリズムの源...
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木上の思考

菅原正樹
本名(鈴木正樹) 1967年生まれ。群馬県出身。高崎高校、早稲田大学第二文学部卒業。植木職人。(1級造園施工管理技師) 自著;『曖昧な時節の最中で』(近代文藝社)・『書かれるべきでない小説のためのエピローグ』(新風舎)、BCCKSより、知人書房として電子出版試作中。 *カニングハムは、「振り付けするとはダンサーがぶつからないようにすることだ」と言っている。盆栽に象徴される日本の植木の仕立ての技術とは、枝が交差し絡み、ぶつからないよう偶然を準備していくことにある。自然に気づかれないで、いかに生起してくるaccidentを馴化していくかの工夫なのだ。たとえ西洋のトピアリーのような造形をめざさないことに文化的な価値の規定を受けていようと、そこには特殊にとどまらない普遍的な対応がある。芥川が「筋のない話」として日本の私小説の困難な特異さと歴史的前衛性を洞察したことが、日本の植木職人の技術のなかにも潜在するのである。
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