ダンス&パンセ

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2022年4月29日金曜日

エマニュエル・トッドの「日本核武装のすすめ」をめぐり――戦争続報(5)

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トッドが、その家族人類学理論から、実践への提言をする場合、問題とするその国や地域の家族類型の行動的特徴を捉えて、問題症状はその行き過ぎから来るのであるから、その行動類型とは逆向きな方へと実践を誘導し、バランスを取らせていく、という提案になる。たとえば、日本の「直径家族」的な家族構...
2022年4月26日火曜日

戦争続報(4)

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戦争状況に突入するとは、レヴィナス風にいえば、非人称の世界に入るということであり、フロイト風な精神分析の用語でいえば、無意識とか、それ=itの世界に呑み込まれた状態、ということになるのだろう。そこでは、ゆえに主体的な判断が不可能になる。 ウクライナはマリウポリのアゾフスタリ製鉄...
2022年4月20日水曜日

戦争続報(3)

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 今週日曜の「たけしの TV タックル」とかいう番組になるのか、食卓の下で昼寝しながら、そのコメンテイターの話をきいていた。日本語が達者な、ウクライナにいるのだろうウクライナの男性がゲストにむかえられていた。声だけしかきいていないので表情はわからない。出席者たちは、以前はだいぶ好...
2022年4月15日金曜日

戦争続報(2)

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  『文藝春秋』 5 月号の、歴史人口学者と紹介されるエマニュエル・トッドの「日本核武装のすすめ」をめぐり、その是非を彼の理論的作業を参照しながら考察してみると、前回ブログで述べたが、そのまえに、同紙に掲載されている元総理・安倍晋三の「「核共有」の議論から逃げるな」、を抑えておく...
2022年4月9日土曜日

戦争続報

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  共感疲労、という言葉が社会心理学にはあるそうだ。長引く戦争の惨状映像を見聞きするにつれ、出始めてきた症状であるそうな。 3.11 の津波映像以来、とにかく涙もろくなってしまっている日本人は多いだろう。   が、それも、テレビや新聞などの古典的なマスメディアからの影響が...
2022年3月26日土曜日

コロナ続報

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 コロナで中断された大阪への旅行を、息子とその友達が、卒業旅行ということで行ってきた。早稲田のもと古本屋の爺さんのもとへ、藤井世代より一つ下にあたる息子は将棋をしにいくはずだった日曜日の昼食時、一緒にいった友達からコロナにかかったというラインがはいる。勝負は中止。息子が帰宅したの...

また「気概」かい?

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  「ロシアの政治は、革命以降ずっと男性ホルモンに動かされてきた。ロシアの歴代大統領を順に挙げてみよう。レーニン(ハゲ)、スターリン(ふさふさ)、フルシチョフ(ハゲ)、ブレジネフ(ふさふさ)、アンドロポフ(ハゲ)、チェルネンコ(ふさふさ)、ゴルバチョフ(ハゲ)、エリツィン(ふさふ...
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木上の思考

菅原正樹
本名(鈴木正樹) 1967年生まれ。群馬県出身。高崎高校、早稲田大学第二文学部卒業。植木職人。(1級造園施工管理技師) 自著;『曖昧な時節の最中で』(近代文藝社)・『書かれるべきでない小説のためのエピローグ』(新風舎)、BCCKSより、知人書房として電子出版試作中。 *カニングハムは、「振り付けするとはダンサーがぶつからないようにすることだ」と言っている。盆栽に象徴される日本の植木の仕立ての技術とは、枝が交差し絡み、ぶつからないよう偶然を準備していくことにある。自然に気づかれないで、いかに生起してくるaccidentを馴化していくかの工夫なのだ。たとえ西洋のトピアリーのような造形をめざさないことに文化的な価値の規定を受けていようと、そこには特殊にとどまらない普遍的な対応がある。芥川が「筋のない話」として日本の私小説の困難な特異さと歴史的前衛性を洞察したことが、日本の植木職人の技術のなかにも潜在するのである。
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