「私たちは自分より強い人間たちに囲まれている。彼らは一〇〇〇の方法で私たちに害をなすことができ、そうやって害をなしても、四回のうち三回は罰されない。このような人間たちの心の中にも、私たちのために戦い、私たちをその攻撃から守ってくれる精神的な原理があることを知るのは、どんなに心がほっとすることだろう。
さもなければ、私たちは絶えざる恐怖の中で生きなければならないだろう。ライオンの前を通るように人間の前を通るようになり、自分の財産、名誉、生命について一瞬も安心できなくなるだろう。」(『ペルシア人の手紙』モンテスキュー著・田口卓臣訳 講談社学術文庫)
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指導者養成プログラムを後援し、民主的な政府がいかに働くのか、彼らがいかに政策改革を実現する手助けができるのかを多くのウクライナの若い人たちに教えることで、変化をもたらすことができるというのがわたしの考えです。より大きな政治情勢がどうあれ、ウクライナを訪れると楽観的になって帰ってきます。そうした指導者養成プログラムで教えているのですが、そこには多くの若いウクライナ人が参加します。三〇代や四〇代の比較的若い人がたくさんいるのです。ソ連のもとでは育っていない人たちで、ウクライナがヨーロッパの一国であってほしいと強く望む人たちです。」(『「歴史の終わり」の後で』フランシス・フクヤマ/マチルデ・ファスティング編・山田文訳 中央公論社)
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