2020年7月23日木曜日

新型ウィルスをめぐる(13)

来週、顕著な傾向として、重症者、死者数が増加したというデータがでてこなかったら、世間の空気としてある、陽性者=感染者が増えて深刻だ、という認識は変更をせまられるべきだ、と前回ブログで私はいった。京大出身の、いかにも素人然としたユーチューバーが、公的なデータだけをみて印象判断を提示しているが、私もまったく同感だ。「今、コロナらいか?

で、この青年が、最後に、いまのデータがどんな疾患データに近いのか、と調べると、熱中症(+凍傷)による死者データに近いのではないか、と指摘している。年間1700人くらいの死者なのだそうだ。ほとんどが熱中症だろうと考えると、夏だけで、それくらいの人数が死んでゆくということだろう。となると、これから、つまり来週、梅雨があけ、本格的に暑くなってくると、熱中症でなくなる人が増えてくる。その人を検査したら陽性だったということで、あるいは、発熱してたからPCR検査することになって、ということで、死因は「コロナ」、ということになっていくのではないか、と予測することもできる。「学びラウンジ」の大橋氏によれば(「人為的騒動死因」)、今でさえ、「癌⇒免疫低下⇒肺炎⇒死亡」での診断は「癌」とされていたのが、WHOの指示を受け入れてということのなのだろう、「癌⇒免疫低下⇒コロナ⇒肺炎⇒死亡」は、「コロナ」として診断され計測される、ということになっているという。こうなってくると、熱中症でもコロナ計算になれば、またまたどう判断していいかわからなくなってくる、ということが繰り返されるだろう。私たちの不安は、増幅されるだけだ。

 

だから、今回もまた、仮定をはじめてみよう。「コロナは、変わった風邪の一種で、恐れるにはたりないものだった、ということが明白になった」と。最近の世界史事例でいえば、「秘密化学兵器」所持の理由で、アメリカを中心とした多国籍軍によって破壊されつくされたイラクとの戦争、が類似的だろうか。結局は、「化学兵器」はなかった、という結論報告になったわけだが、報告だけされただけだ。有志連合による、混乱に乗じた略奪はあっても、償いはない。謝罪もない……こんなふうに、このコロナ騒動も、一件落着になったとしたら? 家を爆撃破壊され、親類・友人が殺されていったイラクの人民より、倒産して失業しただけのほうが、マシではあろう。イラクの人々がどう感情したかは想像するにあまりあるが、世界はすでに関心を失っていたり、次なるテロ展開で世界が動いていって、イラク人民の現状は置き去りにされた。が、今回は、世界中を巻き込んでいる。人々の感情が、秘密裡に、あるいは無関心に抑圧される、なんてことはできないのではないか?

 

なんでそんな間違いがおきたのか、とイラク戦争後のように権力側は反省しなくても、コロナに翻弄された世界人民は問うだろう。陰謀論は、とりあえず、わきにどけておこう。すると残るはたぶん、科学(理性)への盲信、軽信ということだろうと、私は考える。PCR検査というものがどういうものであるのかまったく知らないが、科学証明なのだから、と。AIがなんでも解決してくれるようになる、という風潮があるように、遺伝工学や宇宙開発まで、投資を集中増大させて金さえつぎ込めば、人類はもう科学的に問題に対処できていけるのだ、という過信だ。いや過信というより、無知である。植木屋の私が、公共仕事での若い役人との対応から感じることは、金さえでればなんでも成立する、と思いこんでいる、そう無意識的な習性でものをみているのでは、ということだ。木をみれば、これは人が登れる木なのかどうか、わかるだろうのに、そう想像してみる発想がでてこない。実物をみて、これは難しいとなれば、アイデアや手順に思いをめぐらせるのがこちら職人側だが、役人でも、じゃあどうするか、と一緒に悩む時間は共有できていたが、もう他人事だ。身の危険を感じる。

 *大橋氏は、最近、ノーベル化学賞を受賞した、PCR検査の創設者が、感染症の診断には使うべきではない、と遺していた言葉の意味をさぐってる。(「学びラウンジ」PCRの発明者マリス博士の遺言

コロナにもどせば、最近完成したとかいう、ワクチンに対するマスメディア報道は、この科学盲信、軽信の繰り返しだろう。金を集中的に投資すれば短期間でできるものなのだ、という思い込み。自然相手で、難問は難問のままなはずである。金で解決できるわけがないし、最初のアイデアが運よく当たっていたとしても、その正当性、安全性を確認する手順をはしょるとは、自然を、実物をなめきってみていない、ということではないか? いや自身でもそう感づいているからこそ、副作用がでても、それは制作したメーカーが責任をおうのではなく、ワクチン購入した、消費者としの国が、日本が自己責任で引き受けてね、そういう契約にしろ、と交渉してくる。商売慣例上でも、ありえない話だろう。が、現日本政府は、怖がる世論やマスメディアにあおられて、そんなワクチンを有り金はたいて買い、国民に注射の義務化でもするのだろうか? 人々は本当に、やあよかった、はいどうぞ、と腕を差し伸べるのだろうか? 私には、アメリカと開戦したときの事情、軍部独走などとは嘘で、アメリカという実物のことをよくしっていたエリート階層だけが反対していて、世論のやっちまえという空気を制御できなくて、とりあえず戦争に舵をきってしまった、という話を連想してしまう。

 

自然(ウィルス)相手に、そうならないことを願う。

0 件のコメント: