2021年4月25日日曜日

花粉、ウィルス、量子(4)


前回ブログで、日本のコロナ状況では、ロックダウン的な処置など必要なく、臨時法的な医療体制の拡充をするほうが先決だ、という趣旨の発言をした。
 
これと似たような提言を、慈恵会大学病院の大木隆生氏が、自らyoutube番組をたちあげて広報しているのを知った。安倍や菅の助言者でもあるらしく、そういう話を総理官邸にしても、結局は受け入れられなかったと。

大木提言3(https://youtu.be/yl_zmErgY2U)、他

大木氏のたとえでいえば、水道の蛇口をしめるだけで、水を受ける入れ物がおちょこのまま、バケツとかにしようとしない、それは、ゼロコロナをめざすという方針のもと、あってはならないことと、否認されてしまうのだろうと。氏は、総理はその体制作りの意をくみとっても、まわりの厚生省や医師会などがもしものときの責任をとりたくなく、政権批判が役目とされるマスコミが圧力をかけつづけるために、患者増大を前提としたような処置はすることができなくなるのだろうと、推察している。

私は、大木氏のコロナ認識に、根底的なところで仮説的な疑義をもっており、それがこうしたブログでの意見整理になっているわけだが、いわゆる世界で説かれる陰暴論以外で、なぜやりたくもなかったらしくある政権側が、結局は過剰な防疫体制を強いられているかを説明しているのにであったのは、これがはじめてなんではないか、とおもう。説得的な話だ。が、あてはまるのは、日本だけなのではないか、とおもう。さらに、もし安倍や菅が、本当に大木氏の意見を肯うならば、覚悟をもってやればいいだけだ。が、そうしないのは、なにももっと上位の、世界陰謀論者からの指令などではなく、たんに、意志がなく、また、それが科学的にも根拠がありうる認識だとの当否を判断できる、教養訓練がまったくないからであろう。実際には、中学生レベルでもマスメディアで説かれることがおかしいとは、公表折れ線グラフをみれば見てとれることだし、非常事態宣言でもまだ生ぬるく遅い、といってきた学者たちの、手遅れになれば何十万が死ぬぞ、との認識というより脅しが、いったい何回はずれたか、ということも経験済みなはずだ。

田中宇氏が、またコロナPCR検査でのインチキを説明しているが、たとえ世界的な陰謀を企んでいる勢力があったとしても、日本になど、指示などする必要もないだろう。していたら、バレバレになって、陰謀どころでもなくなる。とはいえ、DNAのらせん構造を発見したワトソンの本では、CT値、増幅回数は25回でもすごい、みたいに記述してあったから、40回だの50回だのは、キチガイ沙汰なんではないだろうか?

しかし今回私が書き留めておきたいのは、以上のようなジャーナルな話ではない。

ウィルスとは、粒子のことなどではなくて、細胞の状態のことである、という生物学上の新しい仮説のことである。(『生物はウイルスが進化させた』武村政春著 講談社BLUE BACKS)

これは、新型コロナのウィルスが原因なのではなく、それをそうさせる身体や環境のほうに原因があるのではないか、と仮説しているこのブログの趣旨にかなう。原因ではなく、状態のほうが問題なのだと。量子が、粒ではなく、状態であるように。(ここから、量子論を、情報論へとゆきつかせる最近の思想状況もでてくるようなのであるが…)

<これはすなわち、「ウィルス粒子」と「ウィルス」は分けるべき概念なのだということである。別の言い方をすれば、「ウィルスの本体はウィルス粒子ではない」ということである。
 それでは、いったい何が「ウィルスの本体」なのか? 「ウィルス粒子を作るもの」こそが、ウィルスの本体なのだ――ヴァイロセル仮説は、そう主張しているのである。
 ウィルス粒子を作るもの。それこそが「ウィルス粒子に感染した細胞」である。>

ヒトも含めたDNAを格納している細胞核は、ウィルス感染した細胞内のウィルス工場が進化したものなのではないか、ともいわれるが、まだこのレベルの世界は、「ブラックボックスのままなのである」そうである。この素人への解説本を読んでいるだけでも、そんな世界に人工RNAなどを投下していいのかい、と疑わしくおもえてくるのだが…。

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