2024年12月25日水曜日

師走の短歌




歌が来た。

☆☆☆


年の瀬に堰かれて迫る妻恋の時留まりて永遠を夢見ゆ


陽が射してツンと輝く亡き妻の植えし玉すだれなでてくすぐる


生と死の堺は消えてふっと手を伸ばせばそこで会える気がして


亡き妻の言われある花と知る夏にガーベラ5輪赫き顔あぐ


ガーベラは・と言ったとお題して踊りし妻の思いを偲ぶ


・とあるを黙して読むか点と言うか言の葉の声天のみぞ知る


花見えぬ妻の玉すだれ如何せん去年は四十九日の師走に咲くに

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