・身を焦がし炎天下で草を刈る日雇いの問い世界とは何か
・力落ちて初老を悟る歳をまえになお衰えぬ「なんでだろう?」
・違うとは夫婦喧嘩に露岩して人の地層がせり上がり居り
・Black lives matter 黒焦げこそが生命を問題化できると訳す
・見上げれば眼窩に溜まる汗だくの雫の中のわれ焚く太陽
・身が焦がれ使いきった炭となれども細長くしてひと筋の思考
・天もあり地もあることこそ人の世の隔絶してあるは誰のためなり
・陰謀をたくらむ人を他所にして知恵を手向ける世界を創らむ
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